未知への抗い

科学発展に対する恐怖の多くは、わからないことに対するもの。何が“わからないのか”を問い詰めるとすれば、「自らが知らないうちに勝手に決められてしまう」ことへの恐怖とも言える。
技術がいかに進化しても、その進化前の状態にあった恐怖心と基本的には変わらない恐怖心が存在しているはずであり、過去の課題を探ることでそれは明確になる。


人は何に恐怖しているのか?


現代で反論の起こる多くの事象について、人々が脅威を感じるのいつ、なぜか?
アンコントローラブルであることが露呈された時のようだ。
技術の進化として、人が倫理的に恐れていることとは、なんらかの解を勝手に決められることによって発生するものであるか、途中で止めることができずアンコントローラブルな状態になることに対して生じる。どちらにしても、選択のない・立ち戻ることのできない状態に恐怖している。


今多くの側面で、人間を追い越す何らかの技術に対する脅威が騒がしいが、人間も進化しているという側面には注目できているのだろうか?
人間の進化は、処理スピードだけで構成されていない。