あいまいなものを論理的に扱う

私の寝室には、800冊くらいは本があると思う。

心に残る本が何冊かある。
人に薦めて貸して、何冊も戻ってきていない。
そんな何冊かは、必ず何回か同じ本を買い足している。
(知識を流動させつつ、著者にそれを還元できるのだから、
 良い方法だと思っているけれど、
 気が向いたら返してね〜♪)


今日は、そのうちの一冊である
「勝つための意思決定」を数年ぶりに読んでみた。
タイトルだけ見ると普通だけど、これ、中身まるまる
アメリカ海軍大学の教科書を主とした、軍事モノ。
多少、ビジネス向けにデフォルメされているんだけど、
考え方のフレームワークとして、
「あいまいなもの」に対するものを中心としているところが実践的。


制約の分類の仕方や、指令の中に含まれるべき情報の種類など、
今回も、いくつかTake-awayのある本ではあったのだけど、
「方策案は大雑把に」「判断基準に少項目は作らないこと」
は、確認しやすい項目。


数年前に読んだ時は、
もっと違う領域を参考にしたいと感じていたように思うけれど、
良き本は、その都度、その時の課題を浮き彫りにしてくれて、
そしてその良き相談相手(壁打ち状態だけど)となってくれるものだと思う。