多様性と恣意性という力

引かれた基準線が動くたびに、更に更にと増大していく.
節制や自制というものを もうこの世は忘れてしまったのか.
奪ったものが勝ちの時代は終わるだろう.
奪おうと思っても奪えないものがあることに気付くほど、たくさん目を感じるだろうから.
普段から耳を塞いでいるのは愚か者.
耳を塞ぐのは、いざという勝負の時だけだ.
いざという時は、意志が無ければ戦えない.
戦いなんて、一方から見れば無駄なことでしかないほど、移ろいゆく虚しい出来事だからだ.
どうしても思い込まなければいけないときもある.
しかし、それはいざという時だけだろう.
そのいざという時を どう切り分けられるか、切り替えられるか.