モノ軸、コト軸、その次

 モノ軸からコト軸へなんて言っている間に、もう世の中は次の価値に移っている気がする.
 どんなモノだろうが、どんなコトだろうが、それがどんな「価値観」に基づいて成り立っているのか、そういった「価値観」や「意志」に基づいた 物事の選択をおこなう時代になってしまったんだなぁと思う.私もそうなっている.


 そうなってしまうと、これが良いもの・悪いもの という刹那的な判断だけでなく、「ここはいつも、こういう価値を大事にして提供している会社だから、今回もきっと期待できる・共感できる・もっと頑張ってほしい」という思考を持って、「投資的に購入する」という行動が表れてくる.いや、これは最近始まったことではなく、昔からあった ブランドへのロイヤリティとかそういうものなのだが、社会・経済が豊かになるとこういった思考で選択する人たちが増えてくるだろう.
 そしてそれを生み出す、人や企業はますます 「それをなぜ作ったのか、作りたかったのか」という価値観を問われる時代になるんだろう.


 モノから、コトへ.コトから、カチカンへ.


 昔(2005年10月21日)、こんな図を書いたが やっぱり人間はどんどん「機械でできない思考」の方向性で価値を増大させ、そして価値を判断する量を増やしていると思う.