人を退化させる事業は作りたくない

みんながFBで、シェアしてるから読んでみたけれど.

ユーザー目線の勘違い
http://ameblo.jp/shibuya/entry-11709772078.html

ここに書かれている、

思わず使ってしまう、
気が付いたら便利だった、
はまっていた、

「ユーザーのために」、
これを使ったほうがこのサービスが
楽しめるとか、
こういう使い方をしたほうが便利だとか、
皆が楽しいサービスになるはずだとかは、
子供ために子供を叱っているのと
同じ思考回路だと思います。

は、相反するものではないと考えている.



いわゆる、ユーザーのわがままに応えるサービスというのは、
確かに使ってもらいやすい.
安ければ安いほど喜ぶ、とか、
できるだけ楽ができるようになる、とか.


そこにビジネスチャンスが無いとは言わないし、
実際そういうところに落ちるお金も大きいとは思う.
娯楽とか、享楽とか.



悪いとは言わないけど、
それだけがビジネスではないし、それだけで社会が構築されるべきだとも思わない.



人々はそれぞれ全く違った所与の条件を持っており、
お互いに切磋琢磨できる環境が無ければ、成長もしないし、平和や安定も生じない.
安定ってのは、じっとしていることよりも、
少しゆれてバランスを取っているくらいこそが、安定するからね.


わかっていることや、他より優れたり、多く持っているものは、
積極的に外に出して行くべきだと思う.
それはある意味、子どもを叱るようなものかもしれない.


「これがいいとわかっているけれど、求められていないから出さない」というのは、
むしろ大人としてはやっちゃいけないことだと思っている.
いいと思っているなら、おせっかいでもいいから出せばいいじゃないか.
難しいのは、受け入れてもらえるところまで
理解してもらうためのハードルを下げることであって.


ユーザー目線で ”勝手に求められる”レベルのことだけに対応していたら、
きっと世の中は堕落して行くよ.
ひいては、携わる自分たちが 安くて簡単なだけの価値しか見出されない世界に陥るよ.