意志決定の大胆さの違い

今、国内外のVCといろいろやり取りしている時期なのですが、
よく日本とUSのVCの差を論じている人たちいますよね.
実体験として感じたのは、


意志決定の大胆さ


だけです、差は.
結果としてそれが大きいのは分かっているのですが、
それって投資だのなんだのじゃなくて、
多くの普通の仕事の中での振る舞いと同等なものです.


日本人的な感覚で言うと、
細かいリターンとか失敗を気にしないんですよね.

本人たち(US投資家)はそういう感覚じゃないと表現すると思います.
本人たちなりに、うまく行かなそうなものは弾いてる.
むしろ、ステップ別の投資対効果を設定している.
そこで設定した指標に満たないパラメータは、見ない.
彼らにとっては、「細かいパラメータは省略」って感じ.


日本人的な感覚でもう一度表現するとすれば
「バルクで処理しちゃえ」
です.



私は、ドメドメの日本人で、両親も全く海外と縁がないけれど、
なぜか欧米的?と言われるほど、竹を割ったような性格なわけですが、
時々仕事でこういう「バルクで処理しなきゃ」って
自分に言い聞かせるときがあるのです.


日本的な教育の中では必要の無い感覚だし、
サラリーマン生活をしていても全く必要がない感覚です.
むしろ、そんなの持ってる方が 変な人.


でも、効率的に、そして創造的に仕事をする上では
「バルクで処理しちゃえ」
的な感覚の必要性をものすごく感じるのです.


どこに「賭けるか」の問題です.
細かく慎重に対処しなきゃ行けないこともありますが、
全てにそれを実行していると、いろいろと逃してしまう.