0.2%の人しか楽しめていないもの

年末ですね、年内にもう1回くらいは更新したいけれど、
そう言って書いたためしがないので、きっと今年はこれが最後の書込みでしょう.



私が仕事として作っていきたいことの いい事例と出会った.

南スーダンの弾薬提供について調べてみた
http://anond.hatelabo.jp/20131225120526

もはや小町化してどうしようもないと噂の、匿名はてなですが
この内容は、たくさんの元ソースをreferenceに引っ張ってきて
意見・感想も織り交ぜつつまとめられているので、非常に勉強になった*1
もし次に新しい情報が入ったとしても、他に何を知ればいいかが分かるようになる.


加えてトラックバックに入ってきている影響もいいなあと思った.

読んでこういう真面目な増田の使い方もあるんだとちょっと感心したので自分も書いてみたいと思います。
仕事で韓国に8年在住しておりハングル語がだいたい読み書きできるので、今回の銃弾提供問題に対して韓国のネットユーザーがどのような意見を表明しているか、大手掲示板や人気ブロガーの記事を読み漁ってみた。
http://anond.hatelabo.jp/20131226030422

質を高める方向性にはエネルギーが要る

何が私の作っていきたい仕事なのかは追々書くとして、
何が今回の話との共通点なのか、どこが大事だと感じているのかは、以下の点.

  • 情報が一元的ではない
  • ソースに戻れる
  • 意見が添えられている
  • 他者が影響を受けて、更に発信が始まる
  • それぞれの発信が「自分の持っているスキル」を活かしている

こういうスパイラルが生まれる状況ってのは、
今、世の中できっと0.2%くらいしか存在しない事象だと思う.



情報が多いというのは、玉石混淆なもので
決して難しい情報だけが存在することが正しい世界の在り方では無いけれど、
人間の生活は堕落しやすいものだから、
質を引き上げる「方向性」が無くなると、「ラクなところで」滞留してしまいがち.
そのうち現状維持だけでも大変なことに思えてきて.


ビジネスの価値

ラクするためのビジネスは、90%以上の人が受け入れるし、
受け入れることを想像しやすいから、多くの人が同意してくれるだろう.


しかし、私が目指している今の仕事は
今はたった0.2%くらいしか実行されていないことなので、
0.2%相手にするなんて、バカじゃねーの?*2って感じでよく言われる.


今は0.2%の人口でも、
「もっと多くの人が楽しめるはず!もっと良くなるはず!」
という私の勝手な世界観だけでなく、
0.2%を10%に引き上げ、それを更に60%まで持ち上げる道というのはあるはず.


何か条件が揃えば 本当は実行したいはずの10%くらいの人をどう動かすか、
その10%への増加をきっかけに、影響を受ける人たちをどう拡げていくか、
そういったプロセスが存在すると思っているし、
そういうものを作っていかなきゃいけないもんだと考えている*3



うちみたいな資本力が無い組織としては
競争率の低いブルーオーシャン狙うしか無いと考えていて、
今既に9割が受け入れるビジネスなんて、代わりがいっぱいいるわけ.
それをチャンスと捉えるか、リスク捉えるかは 目標が違うだけなんだろうけれど.



てことで、来年の早いうちに何かお知らせできるものができるようがんばります.



 

*1:今回の弾薬問題は 他人のTLでちらっと見てたに過ぎないが、何をまたワイワイ騒いでるんだ、くらいの感覚でいたわけだ.日本のニュース番組・新聞社のサイトは、あえて見ないようにしている私にとって、この時期は 取っているFTもクリスマス休暇で発行されないし、BBCでは エジプトやらバグダッドやら争いの報道は溢れすぎてるし・・・情報が入ってこない

*2:もうこの数ヶ月、バカじゃねーの、バカじゃねーの、って言われすぎて疲れてきた・・・そもそも、私のバックグラウンドがエンジニアじゃないとかで、実行者としての価値・可能性として既にマイナス評価されてるんで、もはや やることも、やる人もハチャメチャだね?って感じで言われるが.

*3:本当は今0%のものを作っていきたいくらいなので、0.2%もあるなんて、なんてわかりやすいんだよ!と言いたい.