物事把握に対する敏感・俊敏特性

 普段、様々な物事に対して個人が使っている意思決定のベースを考えてみると、その主軸をどこに置いているかで 大きく分けて、「論理に対する敏感さ」と「情動性への俊敏さ」の二つがあるように思った.


 もちろん人間どちらも持っているし、双方後天的な努力によって鍛えることは出来るが、ある閾値を超越するものを持つ人も居る.もはやこういうのは 適性というか、才能とかセンスの領域であって、これの持ち味それぞれに合った仕事内容や行動様式を選択し、限界を知って 環境を作り上げていくことが重要なのだろう.

 前者は「感じ取ること」であり 直感的・ゼロベース発想的で、非線形的・平面静止画像的切り出し型によって物事を掴む.後者は「応じること」に主軸があって、差異分析的であり、線形・即時対応的で、柔軟性に強みがあると考える.


 私はどちらかと言うと前者が得意で、後者が極端に低い(んだろうと思う).つまり、即時的柔軟対応能力が低い...かと言って、平面静止画的切り出し型の判断スピードが遅いという意味ではなくて、むしろ早い.なんたって非線形瞬間直感的だから.しかし、微調整が苦手になるんだろう.最初の大きなダイレクション把握で 大体のターゲットは外さないから、結論的失敗はしないけれど、継続的案件については「情動性俊敏」の方に活躍いただいて きめ細やかに対応していただくのが求められるんだろう・・・.