わかっていても対応しない人たち

 私は次が予測できたら、先に行動してしまうたちなのでここらへんの性質はあまり理解できないのだが、「その後悪い方向に進むと分かっていても、そのまま突き進んで行く人たち」というのが結構居る.

 おとなり日記で拝見した、まさにこれですな.

 前から分かっていたことなのに、労働側・雇用者側とも、派遣契約が切れた後の打ち手を考えていたところはどれだけあったのでしょう。

  [Think...]「派遣」のホント、知ってますか?「運命(さだめ)が明かされるまで、最善を尽くそう。

 まあ、ほとんどの大企業は 抱えている人・モノ・事業が多いだけに 歩むスピードが非常に遅い.遅いからこそかなりはっきりとしたダイレクションを持って全てのことに挑まないと、後でつじつまが合わなくなってきて意味不明な動きで自分自身の首を絞めることになる.そうなると、ほとんどのことには「動かない」のが正解になる.
 そう言う意味で、大きなビジョンがないまま 制度に対応することだけに追われてしまったが為に、動けなくなってしまい この状況の変化のお陰で余計にわけが分からなくなってしまっているんだろう.(時々「未曾有の危機を言い訳に一緒くたにして処理」という表現も見るが、そんな「しめしめ、うっひっひ」モードではなく はちゃめちゃで思考停止してるのが現実.)


 とにかく どの階層でも脇が甘かったのは事実だろうが、一歩進んでおせっかいに言わせてもらえば、余裕がある位置にいながら目先のことしか考えなかった頭の悪い企業・国・先人のせい.「ぜんぶ、フィデルのせい」ばりに言ってやりたい.