種類を散らして、レベルを同じく


 私は、ここ5年以上 同じ美容師さん(彼が前の美容院を辞めて自分のお店を持っても)にカットしてもらっているのだけれど、その店長は結構 スゴい人.まず最初の印象は、2ちゃんねらであったことだけど、普通 美容院でファッション雑誌を渡されるのに、私に「月刊ムー」と「聖☆おにいさん」を渡してきたことは、今でも忘れられない.髪の色を変えるときも、この色がいいって私が言ってるのに、「いや、昨日からもうこの色に決めてたんだ」とか言って勝手に決めてきているが 毎回周りから評判がいい.なぜか、客は男性も多い.


 まあそれはいいんだけど、彼が私に今回 「仕事って、すごい超人が一人居るより、あまりすごくなくてもレベルの合った人が集まるほうが良くない?じゃないと、足を引っ張るでしょ.」と言ってきた.「あなたの会社から見えてくるもの見てると、どうも あまりにバラバラなレベルの人たちが同じ場所に居るように感じるよ.人事とかって、そういうの揃えようとしないのかな?」って.

 すごい正しい!
 人をたくさん取らなくてはいけない、それだけの量の仕事があるってことは、いろんな人を取らなきゃいけないことだけれど、もしかすると 厳しいながらも 仕事の質レベルで部署を分けることは必要なのかもしれない.もしかすると、「職種」ではない分け方の部署が必要なのでは・・・?と思い知らされた今月の美容院であった.



 そして大学時代、楽天元副社長の本城さんのゼミ?に参加してて言われたことを思い出した.「種類を散らして、レベルを合わせろ」
 集めるだけなら楽だが、そこから自分を維持するのは結構大変である.レベルの高い人間の中で種類を散らすと言うのは 結構勇気のいることだ.違うものを意識しながら、挑戦しなければならない.でも、今重要なことは、そういうことだ.